外国人が宅建士を合格するコツ及びメリット
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筆者は台湾出身で、日本にやってきた最初、日本語ほぼ喋れませんでした。

その後、色々自ら努力して、3年後不動産業と出会ってから、半年くらい独学して、宅建士試験を合格しました。

外国人が急増する日本は、日本の不動産を購入する外国人も続出になっています。

そのため、不動産業界に外国人宅建士のニーズもどんどん上がっています。

この記事は外国人が宅建士を取るメリット、または自分が合格したコツをに紹介します。

宅建士とは

念のため、宅建士とは何か、紹介したいと思います。

宅建士とは「宅地建物取引士」の略称で、日本の不動産業界に関する国家資格です。

他の国でも似たような仕組みがありますが、今回は日本の宅建士のみについて、紹介します。

宅建士は不動産業を始めるなら、必ず自身やこの資格を持っている社員1人を置かないといけない法律が決まっています。

また、社員数5人以上であれば、5人に1人が宅建士でなければなりません。しかも、事務所ごとに必要です。

これだけではなく、不動産賃貸や売買の際に行う「重要事項説明」は、必ず宅建士が説明し、印鑑を押さないといけません。

不動産業にとって、一番大事で、必須な資格です。

外国人は宅建士試験を受けられる?

宅建を受けたい外国人

上述のように、宅建士の重要性がわかりました。では、こんな重要な資格の試験は、日本人ではない外国人は受けられますか?

基本的に、日本の資格国籍制限はありませんので、どんな国籍の人でも受けられます。もちろん宅建士もそうです。

外国人が宅建士試験を受ける際のハードル

しかし、どんな国籍でも受けられると言っても、外国人が宅建士試験を受ける際に、いくつのハードルがあります。

在留資格問題

宅建士は国籍問わず、試験を受けられますが、受験票や合格通知などの送付があるため、日本に滞在するための在留資格が持てなければ、なかなか難しいです。

そのため、もし宅建士という資格を取りたいであれば、留学在留資格や就労在留資格などの有効期限の間に受けた方がよろしいです。

日本の住所問題

在留資格と同様な問題です。しかし、在留資格は「住所を有しない」のような短期在留資格もあるため、住所がないと同様です。

また、合格した後の宅建士登録は、必ず「住所を有する」が必須になるため、長期在留資格を持って、試験を受けましょう。

日本語力問題

日本人でも合格率15%しかない宅建士は、母国語は日本語ではない外国人にとって、そもそも日本語が理解しているかから始まるので、かなりのハードルがあります。

外国人が宅建士を合格するコツ

何年受けても合格できず日本の方がいるほど宅建士は、外国人はいかに合格できるでしょうか?

ここは自分が半年独学して、合格したコツを紹介します。

日本語は覚えるではなく、理解する!

何かの試験を受ける際に、丸ごと覚えようとするのはよくあることです。

特に宅建士は一応法律の領域も入り、覚えて合格するのイメージがあります。

私は元々理系出身で、覚えるのが苦手なので、理系がよく使う「理解」の勉強法で問題を解きます。

特に民法の権利関係に関して、まずは絵を描き、それぞれの権利関係をしっかり把握します。

外国人ありがちなのは、日本語を丸ごと覚え込むことです。私は日本語学科ではないので、今までの日本語は、赤ちゃんが言葉を学ぶような、自然に身につけて来ました。

日本語自体も難しいのに、さらに日本人も難しいと感じる日本の法律を無理やり覚えるのは至難なことです。

単語一つ一つを拘らず、文章全体を理解しましょう!

中華系外国人であれば、合格率2倍になる!

私は台湾出身で、標準語は繁体中国語だから言えます。

なぜかというと、日本の法律用語はほとんど漢字でできていますので!

もちろん、それらの法律用語は日本で使われているため、表現の仕方や意味は若干違うところもあります。

元々漢字しか使ってない国出身の外国人にとって、漢字である日本の法律用語はとても理解しやすいです。

変なことをいうと、法律用語の読み方がわからなくても、意味が理解できればいい、試験に読み方などの質問は出ませんからです。

余裕がある際に、読み方などしっかり覚えばいいです。

外国人が宅建士資格を持つメリット

宅建士資格を持つ外国人女性

今まで、外国人が宅建士を合格するコツを紹介しました。

では、外国人が宅建士資格を持っていれば、何かいいことがあるでしょうか?見ていきましょう!

外国人買主の対応がスムーズできる

宅建士資格を持っていれば、日本の不動産法律が身につき、外国人のお客様の対応もスムーズになります。

言葉が通じない外国人お客様にとっても安心できるし、トラブルも減少できます。

就職先を探しやすい

冒頭に話したような、宅建士は不動産業にとって、大事な資格です。

この資格を持っていれば、他の外国人求職者と差別できるし、就職先も広がります。

単なるの通訳ではなくなる

宅建士は日本の法律を理解するハイレベルの日本語力が必要で、合格できれば、単なるの通訳ではなく、不動産法律という専門領域の対応や通訳・翻訳もできます。

外国人の私が宅建士試験合格した心得

最後に、私が宅建士を合格した流れ及び心得を紹介します。

宅建士試験テキストの選び方

基本的に、テキストは厚くほど厚い方がいいです。理由は説明のボリュームです。

せっかく試験のためにテキストを買ったのに、結局説明内容が貧しいなら意味ないです。

しかし、厚いなら必ずいいとは言えず、漫画やイラストで内容を増やすも多いです。

悪いとは言わないが、私はやはり文字でちゃんと説明するのが理解しやすいです。そのため、ぜひ一度本屋に足を運び、実際に読んでみてください。

外国人にもおすすめの宅建士試験テキスト

私が実際に使って、おすすめのテキストは、「出る順宅建士合格テキスト」です。

このシリーズは実際に試験出る順番で勉強していくので、イメージ付きやすく、大事な出題ポイントもしっかりピックアップされています。

出る順宅建士合格テキストは全て3冊があり、それぞれも過去問題集があるため、合計6冊です。

テキストと過去問題集は連動していて、過去問の番号はテキストの解説と合わせため、過去問をやっている際に、非常に役立ちます。

また、宅建士試験が近くなったら、直前予想模試もあます。

外国人としての宅建士試験勉強法

最後に自分が半年で宅建士を勉強し始め、合格した勉強法を紹介します。

  1. テキストを全て購入

    お金をかければ、金を無駄にしたくない思いが出るため、本格的に勉強したくなります。

  2. 順番を大事に勉強する
    1. 権利関係テキスト
    2. 権利関係過去問
    3. 宅建業法テキスト
    4. 宅建業法過去問
    5. その他テキスト
    6. その他過去問

    上述のような順番で、勉強していきます。一つのテーマの勉強が終わったら、まだ記憶が鮮明のうちに、早めに過去問で復習します。過去問終わったら、ある程度の出題方向が分かってくるので、よく出る場所を復習します。

  3. 【権利関係】勉強法

    民法がメインの分野のため、曖昧や複雑の問題が多いです。まずは概ねの方向性を理解し、深く追わない方がいいかもしれません。問題を解く際に、絵を描きながら、それぞれの関連を理解します。

  4. 【宅建業法】勉強法

    出題が一番多くて、点数も取りやすい分野のため、できるだけ完璧に仕上がった方が望ましいです。覚える問題が多いため、自分が覚えやすい関連性を見つかり、しっかり覚えた方がいいです。

  5. 【その他の法令】勉強法

    都市計画法、建築基準法、農地法、税法等細かい法律です。こちらも土地面積や建物高さなど、似たような制限数字が多く出るので、自分が覚えやすい方法で覚えましょう。

  6. 自分の手でメモを書く

    テキスト及び過去問全て終わったら、一回自分の手で、よく出るところを整理して、メモをとります。そうすると印象が残るし、復習もしやすくなります。

  7. 過去問!過去問!過去問!

    宅建士試験は過去問はとても大事で、例年似たような問題が多く出てきます。

    3冊の過去問が足りなければ、同シリーズ他の問題集も買いましょう!私は試験直前に、上司から直前大模試をいただきました。

外国人が宅建士合格コツまとめ

今回は、外国人が宅建士を合格するためのコツ及びメリットを紹介しました。

人それぞれの方法や長所が違うため、必ずしも私のやり方が正しいとは言えません。

しかし、外国人である私は、このようなやり方で合格したため、ある程度は参考できると思います。

皆さんの合格及び外国人宅建士社員育ちに役を立てれば嬉しいと存じます。